2日目のカレーで食中毒!?ウェルシュ菌の特徴と2つの対策法

2日目のカレーで食中毒になってしまう
カレブロ
カレー作りすぎて余っちゃったから、明日のお昼ご飯はカレーうどんにしよっと♪二日目のカレーは美味しいし楽しみ〜!

このように、作ったカレーを次の日に持ち越すなんてことは日常茶飯事ですよね。逆にその日のうちに全部食べ切ってしまうことの方が、珍しいのではないでしょうか。

一晩寝かせたカレーはソースが具に染み込む等の理由から美味しく深い味になりますし、次の日のご飯のメニューにも困らない。これぞまさに一石二鳥!一挙両得!一挙両全!(※どれも大体同じ意味です笑)

しかし、このカレーによって食中毒が発症するかもしれないのです。実際2017年3月に、一晩寝かせたカレーによって集団的に食中毒が発症する事件が起きました。

東京都世田谷区の私立幼稚園で、園児と教職員計76人が下痢や嘔吐などの症状を発症。前日教職員らが調理したカレーを再加熱して食べた後に症状を訴えた。

そして児童たちを苦しめる原因となったのは…

ウェルシュ菌が食中毒の原因

ウェルシュ菌!!
聞いたことないですね…。てっきりO-157等の有名どころを想像してしまいました。しかしこのウェルシュ菌という細菌は、カレー等の煮込み料理にはめっぽう強い困った特徴の持ち主なのです。

 

ウェルシュ菌の特徴

熱にめちゃくちゃ強い

ウェルシュ菌は加熱殺菌に強い

ウェルシュ菌は危険を感じると「芽胞」というシールドを張ったような状態になる。この状態になると、1時間以上加熱しても死滅しないという脅威の防御性能を見せてきます。

さらに、40~50℃が最も繁殖しやすい温度なので、作ったカレーを放置していると一気にウェルシュ菌が増殖し、食中毒の危険性が高まってしまうのです。

カレブロ
「細菌なんて加熱すれば大丈夫!」という力技はウェルシュ菌には効果がありません。それほどにこの菌は、カレーにとって厄介な存在なのです。

酸素のない、カレーの中が大好き

ウェルシュ菌は酸素のないところで増殖する

ウェルシュ菌は酸素に触れると死んでしまい、逆に酸素のないところを好み増殖します。つまりグツグツ煮込んで酸素を逃したカレーの中は「ウェルシュ菌のオアシス」という訳です。

症状は比較的軽い

主な症状は腹痛や下痢で、稀に嘔吐や発熱などが起こる。O-157等が原因で発症する食中毒と比べると比較的軽いケースがほとんどです。

ウェルシュ菌の前に、なす術なし?

カレブロ
ウェルシュ菌の特徴を知った時は「ドキッ!」としましたね。それこそ加熱すれば大丈夫の気持ちで、これまで二日目も食べてきましたから。

熱にも強く、カレーの中は最高の居場所。しかし、正しい対策をとればウェルシュ菌を増殖させず、美味しく安全な2日目のカレーを食べられますので、ぜひ実践してみてください!

 

ウェルシュ菌の対策方法

調理後はなるべく早く「冷ます」

一番の繁殖期は40~50℃です。なるべくこの温度帯を素早く抜けられるよう「早急にカレーを冷ます」ことがウェルシュ菌の増殖を防ぐ上で大切です。平たいタッパー等で小分けにすると、ウェルシュ菌が酸素と触れる面積が増えるのでGOOD!

中心部までしっかりと温めなおす

ウェルシュ菌を死滅できるよう、中心部までしっかり温めなおす

冷めている状態のウェルシュ菌は「芽胞」を作らず、熱に弱い状態です。そのため食べる前は中心部まで入念に温めなおすことを心がけましょう!

温める目安は「中心部を75℃以上で1分以上」です。

また、温める際は、酸素を行き渡らせることを意識して、しっかりとかき混ぜてくださいね。

 

まとめ

ウェルシュ菌による食中毒の症状は、腹痛や下痢など比較的軽度ですが、美味しいカレーを食べて辛い思いなんて絶対にしたくありません。この記事を読まれた方はぜひ、ウェルシュ菌対策を行った上で美味しい「二日目のカレー」を食べてくださいね♪

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ABOUTこの記事をかいた人

「何かを始めたい」の思いを抱えるが、どうすればいいのか分からない。 悩んだ末「百貨店を上から下まで見回す」作戦を実行した結果、カレーという超面白い料理を発見し、カレー沼にハマった21歳、大阪府民。 家でゴロゴロするのが大好きすぎて動けません。助けて。